リロケーションというのは、もともとアメリカ生まれのサービスです。アメリカ含む欧米では、転勤になった場合に持ち家を貸し出したり空き家にしておくということはほとんどなく、その際は家を売るというのが当たり前になっています。転勤に伴って発生する、引っ越し手続きやビザの準備、税の相談や教育相談などを総合的にサポートしてくれるのが、「リロケーションサービス」となっています。その一環として、家の売却に関わる手続きも請け負ってくれるということに過ぎないのですね。

 

日本では持ち家に価値を見出す傾向にあるので、転勤終了後にまた持ち家に戻ってくることを希望する方が多くいます。そのため、転勤で家を離れる間だけ持ち家を貸し出したいと考える方が多いのです。日本での「リロケーションサービス」は、この一時的な持ち家の貸し出しにまつわる管理や手続きをサポートしてくれるサービスを指します。

転勤に伴う総合的なサポートをする欧米のリロケーションサービスと、家の賃貸のみに特化した日本のリロケーションサービス、ここが大きな違いとなります。

 

2000年に施行された定期借家法によって、予め期間を決めて家を貸し出せるようになり、帰任時に家を明け渡してもらえないというトラブルも回避できるようになりました。転勤中にも続くローン返済の負担を賃料で賄えるというメリットもありますので、日本でのリロケーションサービスはますます需要増が見込まれています。